2008年3月20日木曜日

畳表の日本農林規格(JAS)改正について

【畳表の日本農林規格(JAS)改正について】 
Q1:いつから規格改正となるのですか?
A:平成20年4月より規格改正となりますが、平成21年3月末まで
  は前の規格でもJAS検査は受けられます。
  また新JASを受検するには、登録認定機関である藺業協同組合
  から認定製造業者に認定されなければいけませんので、新JAS
  を受検される産地問屋はそれぞれになると思います。
  弊社では、申請が準備が出来ましたら新JASに移行したいと思
  います。

Q2:どこの機関が検査をおこなうのですか?
A:今まで熊本県では藺業協同組合がJAS検査をおこなっていまし
  たが、改正以後は、各産地問屋がJAS検査をおこないます。

Q3:規格内容は主にどのように変わりましたか?
A:・畳表の長さ:半畳〜1.5畳までの受検が可能
  ・縦糸の種類:合成繊維(化繊)を使用した畳表は受検出来な
   い。二本芯(経糸)の規格を新たに追加
           (経糸:2種類→9種類)
  ・測定方法 :つき出しと裏毛の両方の長さを含めた1㎡当た
         りの重量を計る。
  ・格付け等級:JAS3等、及び等外を廃止 
  ・表示事項 :原料いぐさの「産地名」追加と「製織地名」を
         追加

◎新JAS規格の詳しい内容は下記をご覧下さい。
 日本農林規格(JAS)改正

Q4:規格改正後、予想される事は?
A:・い草産地と製織地を記載する事により、原料い草の産地が
   明確になります。
  ・検査料に認定工場諸経費が加算されるため、JASの費用が高
   くなると考えられます。
  ・登録認定機関へは前日の申請となり受注後の翌日発送とな
   ります。
  ・来年3月までは新旧JASの並行となり、問屋ごとに
   検査シール、品質、価格に違いがあります。

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